■Vol.1 「深き森」と呼ばれる森に、リオンというエルフの青年がいた。 極普通のエルフだった彼だが、ある日その運命は一転する。 森の南西から瘴気を感じた彼は、その正体を突き止めるべく、そこへ向かい、闇に冒されたエネルゴンを発見するも誤って自分も瀕死の重傷を負ってしまう。 森に帰ろうとしたリオンだが、瘴気に満ちた彼を森は拒絶し、エルフ達によって彼を「惑わしの蓮の森」へと迷い込ませた。 蓮森の中をさまよい続けた彼は、やがて森の幻影に負け、死ぬ。 彼は見た。かつての親友が自分を殺す様を。 ■Vol.2 死してなお動き続ける彼を再び殺したのは「白の国」レジストリアの人々であった。癒しを求めてたどり着いた彼だが、レジストリアの者もまた彼を拒絶し、さらに邪気とみなして攻撃をかける。 絶望し、リオンは森へ帰るが、リオンとともにやってきた闇に住まう者達はレジストリアに入り込む。 リオンが再度レジストリアに戻ってきたとき、既に彼に迷いは無かった。すべての破壊、そして死を。 ■Vol.3 復讐を果たそうと森に戻ったリオンを待っていたのは、彼の狂行を止めるべく立ち上がった最強のドルイドの1人、アークであった。 彼らの戦いによって深き森の半分は荒廃し、またアークも瀕死の傷を負ったまま姿を消す。 |